英国都市モニター調査:ロンドンおよびマンチェスターがリード |
<2007-10-10> |
ビジネスを成功させるために必要な、様々な基準に照らして英国の主要都市を格付けする今年の「英国都市モニター」ビジネス調査において、マンチェスターはバーミンガムを上回った。
全体評価では両都市ともにロンドンを下回ったものの、多くの要素において、グラスゴーやエジンバラ、ニューカッスル、ノッティンガムなどの都市と同様、マンチェスター、バーミンガムともにロンドンを上回った。
「英国都市モニター」は、200社以上を対象とした調査であり、世界的な不動産アドバイザーCushman & Wakefield.が実施している。英国での調査は2回目であるが、1990年以降、欧州都市モニターは年に1回発行されている(2007年版は10月6日発行)。
英国都市モニターランキングは、全体的評価以外にも、企業の上級取締役への詳細調査により、生活の質、優れた人材雇用の容易さ、人件費、汚染の少なさ、小売および娯楽施設、市場へのアクセス、国内外との輸送リンク、オフィススペースのコストパフォーマンスおよび駐車施設などの要素に応じて英国主要都市をランク付けしている。
また、立地場所を決定するにあたり企業が最も重要とみなす要素も調査している。「優れた人材雇用の容易さ」は最も重要と考えられ、「顧客やクライアントへのアクセスの容易さ」がこれに次ぐ。不動産や労働者の観点では、コストはこれらに次ぐ重要要素である。
Cushman & Wakefieldビジネススペース責任者エイドリアン・ヒル(Adrian Hill)氏のコメント: 「主に人口、市場へのアクセスおよび輸送インフラの観点により、英国企業の上級取締役が英国三大都市を圧倒的に支持していることは明らかです。しかし、ブリストル、グラスゴー、エジンバラなどの都市の台頭は、社員にとって生活の質などのソフト面の要素の重要性が増しつつあることを示しています」
Cushman & Wakefield 欧州ビジネススペース研究責任者エイレン・ロッサル (Elaine Rossall)氏のコメント: 「ロンドンは基本的に、数少ない「世界都市」のひとつです。世界の金融中心地としての規模と地位によって、常に英国で最も認知度の高い、成功したビジネスロケーションでありつづけること意味しています。このため、興味深いのは、これに次ぐ地位をどの都市が争っているかです。このランキングに登場する都市のほとんどは海外からの企業誘致や既存の英国企業のリロケーションを互いに争っています。彼らの立地条件が競争に勝ち残れるようにするため、競争上の優位性を奨励し、成功するための様々な要素を理解しようと努力しています」
2007年英国都市モニタリング: 現在会社を設置するのに最も適した都市 2007年ランキング(括弧内は2006年) 1. (1) ロンドン 2. (3) マンチェスター 3. (2) バーミンガム 4. (5) ブリストル 5. (4) リーズ 6. (7) グラスゴー 7. (8) ニューカッスル 8. (11) エジンバラ 9. (10) リバプール 10. (12) カーディフ 11. (9) ノッティンガム 12. (6) シェフィールド 13. (na) サザンプトン 14. (13) レディング 15. (14) ベルファースト
2007年英国都市モニタリング: さまざまな基準における最も優れた都市
- 新本社に最も適した都市: マンチェスター - バックオフィス機能に最も適した都市:マンチェスター - 新規コールセンターに最も適した都市:グラスゴー - ホテル宿泊施設が最も優れた都市:ロンドン - 改善に最も努力を払っている都市:マンチェスター - 市場へのアクセスがもっとも容易な都市:ロンドン - 能力の高いスタッフの雇用に最も適した都市:ロンドン - 外部との輸送リンクが最も優れている都市:バーミンガム - 国際輸送リンクが最も優れている都市:ロンドン - 人件費がもっとも安い都市:ニューカッスル - 金銭的インセンティブが最も高い都市:ロンドン - オフィススペースのコストパフォーマンスが最も優れている都市:ノッティンガム - 利用可能なオフィススペースがもっとも豊富な都市:マンチェスター - 市内交通が最も優れている都市:ロンドン - 最も駐車しやすい都市:マンチェスター - 社員の生活の質が最も高い都市:エジンバラ - 小売業、レジャー施設が最も優れている都市:ロンドン - 最も汚染の少ない都市:エジンバラ - 最も活力のある都市:ロンドン
※太字はノース・オブ・イングランド地域内の都市
本報告書におけるその他の調査結果:
今後10年間のビジネスへの影響 ・人材雇用や維持が最大の影響を及ぼすと見なされ、政府官僚組織および規制がこれに次ぐ。 ・闘争やテロリズムは、ビジネスに大きな影響を与えていないようである。
リロケーション/アウトソーシング ・企業の23%近くは、過去12ヶ月間に低コスト地域に移転した。移転先としては、英国での人気の高い地域であるが、中国がこれに次ぐ。 会社拡大 ・今後5年間にもっとも企業の参入が多いのはマンチェスターと予想され、これにバーミンガム、ブリストルが続く。
他都市との親交 ・主なランキングからははずれているが、アバディーンとミルトンキーンズは、ビジネスにとって最重要地域と見なされ、レスターとオックスフォードがこれに続く。
出典: Cushman Wakefield
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